人の集合体、それが企業

近年、企業の社会的責任は当たり前とさえされている。
大きな企業であればあるほど、社会的に与える影響は大きい。
それが少しでもよい影響になるべく、関係者は一人ひとり高い倫理観を持つ必要がある。

以前、私が百貨店に礼服を買いに出かけた。
当時は相場がいくらくらいなのかも分からなかったため、店員さんについてもらって選んだ。

しかし、私の予想していた予算より遥かに高かったこともあり、安い商品を自然に手に取っていた。
その時、会話の中で言われた言葉は忘れられない。
要約すれば、親の顔が見てみたいと言われたのだ。

これはとても高い倫理観を持って働いている人の言葉ではない。
もしかしたらこの店員さんは、社員ではなく、アルバイトであったかもしれない。

しかし、関係者である以上、誇りと責任を持って仕事に取り組むべきだろう。
その点がとても残念な買い物になった。

この経験をして以来、私は高い倫理観、社是の意味を忘れたくないと強く思うようになった。
反面教師であり、私の心は多少傷ついたが、それ以上に得た物もあった。

企業は人の集まりだ。
誰か一人だけでも倫理観を無視するような行動があれば、それが全体のようにすら感じられてしまう。
恐ろしいものだ。

しかし、終身雇用の崩壊に伴うリストラの横行で、社員と言えども安住出来る環境ではない企業が増えてきた。
つまりは、与えられた事だけをやっている社員はお払い箱になるのだ。

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